TESOL留学、研究型と実践型:サンフランシスコ&オーストラリアTESOL留学

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TESOL留学、研究型と実践型

英語教授法を海外の大学院で学びたいと思ったとき、志望校を決める
際に大事な事があります。


前述した期間も勿論ですが、

「研究中心でいきたいのか」それとも

「実際に教える際に役立つ教授方法を中心に学びたいのか」、

自分がそのどちらにあてはまるか考えるということです。


大学のパンフレット(今はホームページですぐ見れますね!)を見ると、
科目履修についてのページが必ずあります。そこを見ながら、理論中心
の科目が多いのか、はたまた実践中心の科目が多いのか確認してみましょう。


卒業した後に、「日本に帰って先生になるぞ!」(主に中学や高校)と思う人
は、実践型中心の大学院がいいかもしれません。

逆に、将来研究者になりたい人、大学で就職を考えている人は、
研究中心の大学院に行った方がよいです。「よいです」というよりも「行くべきです」
というのが私の意見です。

(また別の記事で書きますが、大学機関で就職する際に研究成果が問われます)


どういう科目が理論なのか実践なのかわからない、ということもあるかと思うので、
少し紹介します。大学によって名前は違いますが、例えば

Second Language Acquistion / Sociolinguistics (第2言語習得、社会言語学)

などは理論の科目で、Teaching speakingなどは実践系ですね。


勿論、どこに留学しても、どちらも履修する事になるのですが、どちらに重きを
置くか、というのが変わってくる訳です。


私の場合を紹介します。
97年から2年半在籍したサンフランシスコ州立大学。

留学するまで知らなかったのですが、TESOL分野ではかなり名が知られています。
ただ、かなり実践型です(今はわかりませんが)。

リサーチをすることはほとんどなく、かなりの重点が教育実習やいい教案の作り方
などに置かれていました。


自然な流れで、多くの卒業生は中学や高校の教員になり、現在活躍中です。


私はその後、リサーチをする必要に迫られたのですが、全くリサーチメソッドを
知らなかったため、かなり苦労しました(現在進行形。。。苦笑)


同じく、英語教授法分野で最高峰と言われるハワイ大学の場合、
かなり研究中心の授業が行われているため、授業内容もだいぶ異なるそうです。

そのため、かなりの研究者を輩出しています。


どちらがいい、悪いではありません。
これも、自分がどうしたいのか、そのニーズにあった大学を選ぶ事が大切です。


個人的には卒業したサンフランシスコ州立大学は大好きですし、素晴らしい
プログラムだと今でも思っています。

研究型の科目もかなり今はとれるようですし、その人次第なのでしょうが、
留学する前にある程度の見通しをたてておくことがいずれにしても大切です。

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