サンフランシスコ生活情報:運転免許の取得
アメリカで運転したい場合には、国際免許を日本で取得していくこと
もできますが、有効期間が決まっていますので、アメリカに滞在する
場合には現地で運転免許を取得することになります。
アメリカで運転免許を取得する際に必要な書類はソーシャルセキュリティーナンバー
とパスポートです。これらを持って、DMV(Department of Motor Vehicle=陸運局)
へ向かいます。
DMVですが、サンフランシスコは市内にひとつと、Daly Cityにひとつ
あります。実技試験は交通量の少ないDaly Cityのほうが楽だといわれて
いたので、私はDaly Cityで実技試験を受けました。
まずは筆記試験を受けますが、確か費用は$15前後だったと思います。
問題としては、交通ルールの他に、標識のテスト。ハンドブックはDMV
に置いてありますので、それを手に入れると良いでしょう。ちなみに、
日本語版もあります。
例えばこれは、「一方通行」です。パッと見て分かるものも多いので、
英語だからと言ってそれほど心配しなくても大丈夫です♪
テストも、標識問題は英語のみですが、交通ルールに関する問題は
日本語版もありますので、問題を貰う際に「日本語版をください」
というと良いと思います。問題自体は簡単ですが、日本とはいくつか
ルールが違うところがあるので気をつけてください。
対策としては、日系電話帳の後ろに載っている模擬問題をやったり、
あるいは受験した知り合いの問題を貰う。(←これが一番有効です)
問題自体は、3、4種類しかないのを使いまわしているので、知人
から問題を集めておけば、もしかすると全く同じ問題が出るかも
しれないわけです。そして自分が合格した後は、また誰か別の
受験する人に渡せばいいわけですから、一石二鳥。
まぁ、たとえ不合格でももう2度まで(料金内で)受験することが
できますので、それほど怖がる必要はありません。気楽に行きましょう。
筆記試験に合格すると、合格通知が届きますので、今度は実技試験
の予約を入れることになります。試験までの間は、筆記試験の
合格通知を持っていれば、もう一人免許を持っている人を隣に
乗せている場合に限って、運転することができます。
たいていの場合、友人の車を借りて受験することが多いので、
その友人と一緒に練習することが多くなるかと思います。
実技試験は、大体20分から30分くらいかかります。まず、手信号
のチェック(←これは必ずきかれます)から始まり、DMVの外へ走り
出し、交差点、車線変更、バック、坂道駐車などが試されます。
私はなんと、2度落とされて3度目でようやく合格しました。ただ、
一回の受験料で3回まで受験可能なので、追加料金を払う必要は
ありませんでしたが・・・。
細かいミスは大丈夫ですが、目視しなかった(こちらは、ミラーを見る
だけではだめで、振り返ってみる動作まで要求されます)、一時停止
を見逃した、駐車の際に縁石に乗り上げた、などのミスをすると一発
で不合格になるので注意が必要です。
合格すると、仮免許をもらいます。これは紙切れ一枚だけで、何の
重みも感じられないかもしれませんが、正式な免許が来るまでは、
きちんと保管しておきましょう。正式な免許証は、人によりますが、
2カ月から半年ほどで来ます。免許が届く前に仮免許がきれた
場合は、再度DMVで仮免許の延長申請をしなくてはなりません。
この辺がアメリカの悪いところで、運の悪い人は何回も仮免許の
延長申請をしなくてはいけませんでした。私の場合は運よく2カ月
ほどで届きましたので良かったですが・・・。
ちなみに、車に乗らない人も、免許は持っていた方がいいと思います。
なぜかというと、お酒を買ったり、あるいは施設に入場したりする際、
IDの提示を求められることがあるからです。その際有効なのは、
運転免許証、カリフォルニアID、パスポートのどれかですが、まさか
パスポートを常に持ち歩くわけにも行きませんし。
免許証を取らない方は、代わりにカリフォルニアIDをとっておくと、身分
証明書として使えます。私も免許を取るまではこれで代用していました。
次に、車の購入についてお話します。
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