映画の予告編:ザ・エージェント(Jerry Maguire)
1996年にトム・クルーズ主演で話題を呼んだ映画、
「ザ・エージェント」の予告編から、英語表現を見てみましょう。
最初の部分。
"I want everybody to see you for what you are."
うまく訳せませんが、「君という人間をみんなに見て
欲しいんだ」といったニュアンスでしょうか。
セリフのほとんどの部分が、簡単な単語の組み合わせ
で成り立っていることを確認してください。
動画開始後32秒あたりで。
少年がバスケ選手にスポーツカードを差し出して、
"Can you sign my card?"
「僕のカードにサインしてもらえませんか?」
と聞いています。
プロスポーツ選手のカードを集めて、そこにサインを
もらうというのがファンにとっては嬉しいことなのです。
それに対して選手が、
"Sorry, little fella. I can't sign this brand of card.
Only sign Pro-Jam Blue Dot cards."
「ごめんな、坊や。このブランドのカードには
サインできないんだ。Pro-Jamの青いドットカード
にしかサインできないんだ」
と言って断っています。
スポーツカードを発行している会社がいくつかある
ので、特定のカードでないとサインできないんだと言って
いるわけですが、Only sign〜のところは、( I can) only sign〜
とI canが省略されています。
動画開始後40秒あたりの場面。
ジェリーが男性と向かい合っている場面で、男性が
"I came here to let you go."
「君を解雇するために来た」
と言います。let goは「そのままにしておく」、
「手を放す」のほかに、「解雇する」という意味もあります。
思わぬ言葉に耳を疑うジェリー。
"Pardon me?"
「すみません、何とおっしゃいましたか?」
と聞き返すと、今度ははっきりと、
"I came here to fire you, Jerry."
「君を解雇するためにここに来たんだよ、ジェリー」
と言われてしまいます。fireは「〜を解雇する」ですね。
動画開始後1分25秒くらいの場面。
旅立つジェリーを見送るドロシーと息子のレイ。
ジェリーのセリフ、
"Wish me luck."
「幸運を祈っててね!」
先日メルマガでも取り上げたこの表現。
ドロシーとレイが一斉に、「Luck!」と応えているのが
ほほえましいですね。
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