英語学習オススメ本:「日本人英語のカン違い ネイティブ100人の結論」
以下は、
「日本人英語のカン違い ネイティブ100人の結論」をメルマガで
紹介したときの記事です。読み物としても面白くて、これはオススメです♪
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先週図書館で面白い本を見つけました。メルマガ読者さんなら
おそらく楽しめるであろう、その本から今日は英語表現ネタを拝借です♪
★アメリカ人とイギリス人100人に聞きました。
「外国出身の人をforeignerと言いますか?」
→言う(42%)言わない(58%)
言わない人の理由として挙げられているのは、
●アメリカ人・20代・女性
"It does sound discriminatory."「事実、差別的に聞こえる」
●イギリス人・20代・男性
"Foreigner is usually an offensive term."
「たいていは侮辱的に使われる語だね」
といったもので、差別的や失礼だからという理由が多いようです。
日本語でも外国人を「外人」と呼ぶのが失礼だと言われているのと
似ていますよね。
実際のところ、上記の数字を見ても半分近くの人はforeignerを
使うわけで、日本語でも半数くらいの人は「外人」と呼んでいる気もします。
しかし、だからといって他の国から来た人を差別しているとは限らない
ので、まさにその人の価値観次第と言えるのではないでしょうか。
「foreignerと表現する」と答えた人の中には、
●相手の出身地が分からない場合
●相手が目の前にいない場合
●特定の相手ではなく、複数の人をひとまとめで指す場合
こういった条件がある場合のみ、foreignerと表現するという回答が
ありました。興味深いですね。
ちなみに本の中では、「アキラは外国人だ」と表現したい場合には、
●Akira is from another country.(出身国が不明の場合)
●Akira is Japanese / from Japan.
と紹介されています。
ちなみに今回読んだ本というのはこちらです。
このメルマガで紹介する英語表現は、なるべくその表現が使われる
場面も合わせて紹介していますが、それでも実際どの表現をどこで
使うのが適切なのか。それを判断するのが難しいこともありますよね。
身近にネイティブスピーカーがいても、1人か2人だとどうしても
答えが偏ってしまうし、その人の言っていることが必ずしも絶対とは限らない。
とはいえ、普段の生活でネイティブスピーカーに囲まれて、英語漬けの
生活を送るなんて現実的ではありません。
そういった意味で、ただの英語表現の紹介ではなく、10代から上は
50代まで、約100人の英語ネイティブスピーカーのコメントを集めた
この本はかなり面白かったです。
取り上げられているトピックも身近なものが多く、
●誰かを家に招待したいとき、"Could you〜?"を使う?
●「酔っている」はdrunkでOK?(←メルマガでも取り上げましたね♪)
●間違いを指摘するときにwrongを使う?
●かわいいバッグを褒めたいときにcuteを使う?
●「私の友達」と言いたい時、"my friend"を使う?
などなど。当たり前ですが、言葉は生きているんだな〜と改めて感じました。
もちろんこの本で紹介されていることが絶対というわけではないので、
暗記しようと考えるのではなく、読み物として楽しむのがよいと思います。
ぜひ第2弾も出して欲しいです^^
日本人英語のカン違い ネイティブ100人の結論 (レクシスシリーズ) | |
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