アメリカのCM英語"Life comes at you fast."
日本とは違い、CMには有名人がほとんど出演しないアメリカですが、
素人さん出演でも結構面白いCMがあります。
You Tubeに投稿されているアメリカのCMから、英語表現をひとつ
見てみましょう。
2分1秒のCMで、Nationwideという保険会社のCMが2本、次にモーテル
チェーンのHoliday Inn、最後にお菓子のPower Barの4本が収録されています。
今日は最初の保険会社NationwideのCMからこの英語表現です。
おっと、その前に動画を見てくださいね♪
ストーリー仕立てになっているので、英語がわからなくても内容を
理解できると思います^^
では、1本目のCMのスクリプトを見てみましょう。
リビングでくつろぐ奥さんと、スイッチの前でたたずむ旦那さん。
(勝手にご夫婦としておきます(笑))
"Honey?"
"Yeah?"
"Do you know what this light switch does?"
"Which one?"
"The one on the right."
"I've never used that one."
"All right. Will you look? "
"Yeah."
"On, Off, on,"
"No."
"Are you looking?"
"Yes."
"Off, On, Off, On......".
この間、ガレージで車が破壊されています(^^;
"Life comes at you fast."
"When it does, nobody covers your car like nationwide.
investments, retirement, insurance."
何のスイッチか分からない、と奥さんがいっている段階ですでに
怪しい感じがしますが、旦那さんがスイッチを上げたり下げたりして
いるのをちゃんと見ていないのに、奥さんが合いの手を入れる段階
で完全に何かがおかしくなっていますね(笑)
そして案の定?!、外では大変なことが起こっているわけですが、
ここでひとこと。
"Life comes at you fast."
この英文はどういう意味でしょう?
直後で、こういうことがあってもうちの会社(nationwide)のようには
どこもあなたの車を補償してくれないよ。とありますね。
つまり、予想外の出来事が突然起こってしまった、そんな万一に備えて
保険に入っておこう、ということです。
ここでは、"comes at"が「問題などが降りかかる」という意味になり、
"Life comes at you fast."は「人生の問題が突然あなたに向かって降り
かかってくる」という意味になります。
ちなみに、"come at"ですが、「問題などが降りかかる」という意味のほかには、
「〜に飛び掛かる、〜を攻撃してくる」という意味もあります。
英辞郎には次の例文が挙げられていました。
●The reporters came at me with many difficult questions.
「レポーターは難問を私に浴びせかけてきた」
動詞comeの概念、前置詞atの概念の説明はまた別の機会に・・ですが、
なんとなくイメージは湧くでしょうか?
ちなみにこのCM、次の2本目(同じくNationwide)では、仲良くブランコで
遊ぶ父と息子。おだやかな時間が流れているかと思いきや、最後に
お父さんに災難が(^^;)
これも、"Life comes at you fast."なんだそうです(笑)
オチがあってなかなか面白いCMですね♪
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